毎日通学する必要がない?通信制大学のメリット

通信制大学は、通学制の大学のように毎日通学する必要がありません。そのため、「社会人として既に働いていて昼間大学に通うのは難しいけれど、大学で学びたいことがある」という場合に、仕事を続けながら大学で学ぶ内容に触れることができます。このように昼間に自分の時間を確保しながら大学に通うことができる、ということが通信制大学の特長です。 また、卒業要件を満たす必要はありますが、卒業時には通学制の大学と同じ「学士」の称号が得られます。働きながら大学から与えられる課題をこなすのは大変なことですが、職種によっては大学卒業資格があるかどうかで収入に影響することもあるため、大学の卒業資格を働きながら得られるということは、通信制大学に通うメリットの一つといえます。

「スクーリング」って?通信制大学に通う注意点

ただし、注意点もあります。 通信制大学では、毎日大学に通う必要はありませんが、年に数回「スクーリング」と呼ばれる、大学に実際に行って講義を受けなければならない、いわゆる面接授業を設けている大学があります。このスクーリングについてよく調べずに大学を選んでしまうと、大学に入ってから「スクーリング会場が遠い」「スクーリングの開講時期にどうしても休めない仕事が入ってしまった」といった不都合が生じることも考えられます。 しかし、スクーリングを夜間に行う大学や、インターネットを利用し、完全に大学に通わないで行うメディアスクーリングを行っている大学もあるので、「仕事の都合でいつも昼間は忙しい…」といった場合には、昼間に大学に足を運ぶ必要のない大学を探してみるのもいいかもしれませんね。

スキマ時間で教育免許を通信で取得する社会人が増えていますが、通信であっても教育実習は必須です。その間数週間出社できなくなってしまうので、計画的に仕事をすすめましょう。