通常の大学での学習とは

通常の大学では、うけるべき授業(単位)を選択し、出席し、講義を聴き、その単位の終わりにはテストやレポート提出があります。そしてその結果で、何段階かの成績がつきます。出席しているかどうかも、単位認定の材料になります。テストのできが悪かった、レポートの内容がよくなかったというとき、この出席していたかどうかということが命綱となり、評価は低かったけれどなんとか単位だけは取れたということもないとは言えません(担当教官の姿勢にもよるでしょうが)。また、ともかく出席して授業を聞いていたから、ノートを取っていたから、ということがテストを受けるとき、レポートを書くとき、何かは書けるだろうという精神的な安心につながるということはあります。

通信制大学での学びかた

通信制大学では基本的には対面型の授業というものがないし出席率が問題になることもありません。だから、ともかく授業だけは聞いていた、ノートだけはとっていたという保険もありません。教科書は指定され、学ぶべき内容は何か、学習にあたってのポイントどこかは示されるし、考えるべき課題が提出されていますが、この課題についてレポートを書くために、自分で教科書を読み込まなければ何も始まりません。それをしなければ、学べることはゼロであって、授業に出ていることで自然に得られる効用というものはありません。 しかし、授業がないかわりに、レポートを出せば必ず出したものに対するコメントがもらえます。また授業という時間や場所の拘束がなく、自分の好きな時に好きな場所で勉強ができます。それは自分で主体的に学ぶ姿勢そのものが磨かれるということでもあります。

カリキュラムの整った大学であれば、国語の教員免許を通信で取得することは可能です。しかし、教育実習などは実際の教育現場で行う必要があります。